2022-02-23

原書リーディングは楽し

年末から原書読みの仕事が4件続きました。

4件ともフィクションで、ジャンルはばらばらですが、どれも面白く、私的に当たりの作品ばかりでした。思うに、コロナの影響で時間ができて、作家さんご自身も編集者も推敲に当てる時間が増えたのではないでしょうか。

部分部分がよくても構成が中途半端だとあまり印象に残らないことが多いですが、どの作品も構成がしっかりしていて、話がきちんとまとまっていました。しかも4件目は久々にめったに出会えない佳作でした。

リーディングに関しては前から疑問に思っていることがあります。依頼を受けて作成したレジュメの著作権は誰のものなのでしょう。公になっていない文章に著作権は発生しないのでしょうか。発生しないのであれば、読んだ本の邦訳が発注いただいた版元で決まらなかった場合、他社への売り込みに同じレジュメを使用しても構わないものなのでしょうか。どなたかご存知の方、教えてください。

追記)その後またリーディングの依頼がありました。5件連続はわたし史上初です。ありがたいことです。