2021-01-09

移住案が現実味を帯びてきた

何年か前からちょっとした体の不調が続いているのですが、去年、家の中と玄関前で3回階段を踏み外し(長距離歩けるだけの筋力はあるのに、一瞬脚に力が入らなくなる感じでした。脳の誤作動でしょうか)、夏のはじめには円形脱毛症が見つかり、これはちょっとまずいぞと感じてはいました。

2020年はGW明けに翻訳を終えた本が6月に出版されて以降、リーディングの依頼さえなく、例年なら次の仕事につながることを期待して営業したり原書探しをしたりするのですが、机に向かってもやる気が起きず、ますますやばい、ちょっと東京を離れたほうがいいかもしれないと思い始めました。

家人もまもなく長年勤めた会社を完全リタイアすることだし、以前から考えていた移住をそろそろ実行に移そうかと、10月のお天気の日曜日にふらりと甲府を訪ね、駅そばの不動産屋で紹介された部屋が気に入って、さっさと話を進めました。

家人も甲府のまちを歩いてみて、暮らしやすそうだし東京にも近いしと、急に興味を持ち始めました。それまで移住には消極的で、松本を検討していたときは全く興味を示さなかったので、よほど甲府が気に入ったようです。私も駅前の立派な県立図書館をはじめとして、推しポイントがいくつもあり、このままここに定住し、死んだらどこか富士山の見えるお墓に入れてもらいたい、とさえ思っています。

まずは冬の寒さがどんなものか、ただいま体感中、なるほど盆地特有の気候で、一日の寒暖差が大きく、晴れていれば昼間は気温が上がるものの、夜はグッと冷え込みます。けれど、体質的に、東京の夏の蒸し暑さと比べれば寒さの方が凌ぎやすいと感じます。

夏の暑さも厳しいと聞きますが、東京や生まれ育った故郷の蒸し暑さと比べたら、過ごしやすそうです。

今は感染症が広まって、移動しずらい状況ですが、たまに東京との間を行き来しながら、長期的な移住に向けて、準備を進めているところです。