翻訳の沼にはまって - 出版翻訳者の仕事と日常
古典から現代の作品まで、隙間時間に気の向くまま和書を音読したり筆写したりしていて、今は「おくのほそ道」です。「古池や蛙飛びこむ水の音」「閑さや岩にしみ入る蝉の声」「夏草や兵どもが夢の跡」「五月雨をあつめてはやし最上川」くらいはそれこそ何十回も耳にも目にもしているのに、それ以外の句はほとんど知らないのだと気づきました。旅はまだ始まったばかり。