2021-03-24

本日の小確幸

翻訳に半年ほどかかった本の第1版第1刷第2回の支払い通知が、刊行から2年半たってようやく届きました。初回は保証された初版部数の一部のみ印刷して、残りは一定部数が売れてから印刷するという、無駄を出さないための版元独自の仕組みのようです。担当編集者さん、この本は売れますから、と、私の記憶が正しければ、たしか二度もおっしゃったし、この本の重要性を考えるともっと売れてほしいのですが、とりあえず最初の印刷分が大方はけたということで、当初お約束いただいた初版部数にようやく達したのが嬉しいです。しかも今回、印税率が初回より0.5%上がっていて、大変な状況のなかで配慮してくださったのだと思うと、しみじみとありがたいです。本を買って読んでくださった皆様、好意的な評を書いてくださった皆様のおかげです。ありがとうございます。

ここで、契約書を交わしているのに、事前に連絡もなく突然支払い条件が変わるのはありなのかという疑問は残りますが。そういえば電子書籍の印税も、契約書に記載されている数字より2%多くいただいてます。たとえ連絡はなくとも、もちろん上げていただく分にはぜんぜんかまいません。ちょっと寂しかっただけで。

Kindle版もまもなく発売予定。


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